体が冷えるとアレルギーになりやすい?

目次
『最近風邪をひきやすくなったなぁ』と感じる方、日常の自分の体温を気にしたことはありますか?
体温と免疫の関係についてご紹介します。
冷えが引き起こす影響
「体温を上げると免疫力がアップする」と聞いたことはありませんか。免疫力と体温には非常に密接な関係があるのです。
近年の男女、年齢問わず、冷え性の人が増えているのです。リンナイ株式会社の調査(首都圏の20代~40代の男女計400名を対象)によると「冷え性」回答された人が約6割もいるとのこと。また、男性は4割、女性においてはなんと8割もの方が「冷え性」とのこと。
足先、指先が冷える「末端冷え性」になやんでいる方は多いそうです。
また、この「末端冷え性」の方の4割が「よく風邪をひく」と回答されており、データからも「冷え性」と免疫には大きな関係があることが伺えます。
冷えを放っておくと血行不良や免疫低下になり、肩こり、腰痛はじめ、花粉症、アレルギー、
さらには内臓関係の不調をひきおこすなど日常生活や健康にも大きく影響を及ぼすことになるのです。
また、冷えは自律神経がみだれるので大人、子供関係なく「集中力がない」「記憶力の低下」
「やる気がでない」など精神的な部分の影響も出てくるのです。
夏でも過ごしやすい環境になり、暮らしが便利で快適になるほどそれが「冷えの原因」となっているのです。
お風呂や足湯の習慣を
「冷え性」方の多くは、エアコンやこたつ、ファンヒーターなどを使い、早く、簡単に温まる方法をとられる方が多いとのこと。
また、忙しい人たちが増えており、入浴ではなくシャワーで済ませる人も多いことでしょう。
しかし、冷え症改善に大切なのは、「血行の促進」。
そのため、体の表面のみを温めるのではなく、体の内側から温める必要があるのです。
その「血行の促進」に効果的な方法としてオススメなのが、入浴や足湯。
40℃付近のお湯に10分から15分ほど浴槽に浸かり、身体を温めることが理想的とい
われてます。
熱いお風呂では急激に温まりますが、冷えるのも早いので、時間をかけてゆっくり入浴する
ほうが自律神経のバランスが整いやすく、急な血圧の上昇も抑えられ、血行促進にも効果的です。
また、足湯もおすすめです。
桶に40℃付近のお湯をはり、冷めてきたら差し湯をして同じ温度を保ち、15分から20
分ほど足を温めます。
足湯には、シナモン、ラベンダーの他、血行促進効果のあるローズマリー、パインなどの好きなアロマオイルを使うなど、リラックスしながら楽しく温まる方法もおすすめです。
運動を意識する
デスクワークやゲームなど、仕事も遊びも体を使うことが少なくなった現代人。
動かなくなると筋力が低下し、ますます代謝が落ちてしまいます。
代謝が落ちるということは、エネルギーを使わなくなり、必然的に多くの血流を必要としなくなります。
代謝を上げるために、ぱっと思い浮かぶのが、ランニングやウォーキング、ジムに通うなど。これら運動を日常に取り入れたいと思っている方も多いでしょう。
多くの方はチャレンジしてはみたものの「時間がない」「長続きしない」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。
そんな、仕事や家事で忙しい方でも簡単に取り入れられるエクササイズがあります。
それは、1日の中でつま先で立つ、または、つま先立ちで歩く時間を作るだけの簡単なもの。これだけです。
これだけで簡単に、第二の心臓と言われているふくらはぎの筋肉を鍛えることができます。
ふくらはぎに負荷をかけることで下半身に滞っていた血液の循環を良くしてくれ、代謝も
あげてくれます。
ほかにはエレベーター、エスカレーターを使わず階段で上り下りをする、近所のコンビニにも歩いていくなど日常生活の中で「ながら運動」や「怠けがちな行動を避ける」ことを意識することで無理せず、長く続けられます。
空き時間や仕事の休憩時間に体を動かしたり、ストレッチをするなど筋肉をほぐすことを意識するだけでも血液循環の効果を高めます。
子供の場合は外遊びをして代謝をあげることが望ましいですね。
自分に合った、簡単なエクササイズや運動を日常的にとりいれて継続し、冷え改善につなげましょう。
まとめ
体の不調は体を温めたり、筋肉量を増やすことで防げます。
筆者もお湯につかると手足がガンガン感じるほどの冷え症の一人なので、自分でできることを習慣にしたいと思い、実際に行っています。
知らず知らずのうちに体をむしばんでいく冷え性。今日だけやろうではなく、日常から無理せず取り組む意識が大事です。
冷えない体は免疫力が上がり、アレルギーや数多くの不調から身を守ることにつながります。
親子で外で遊ぶ機会を増やしたり、のんびりお風呂にはいったりする時間を取り入れて、心も体も健やかにいきいきとした毎日にしていきたいですね。