花粉症シーズン到来!鼻づまり、鼻水に効果的なツボ

花粉症や鼻炎など、鼻づまりや鼻水などの症状にお悩みの方必見です。つらい鼻の症状に効果的な、おすすめのツボを紹介します。
薬が飲めない、飲みたくない、慢性的な鼻づまりや鼻水にお困りの方、お試し下さい。
鼻水・鼻づまりはどうして起こる?
鼻腔内に花粉やウイルスなどの異物が侵入すると、体内の免疫細胞はこれを除去しようとして鼻水を出します。水っぽい鼻水のときもあれば、ウイルスなどで鼻腔に炎症がある場合は、粘り気のある鼻水が出ることもあります。
鼻には非常にたくさんの毛細血管が通っています。鼻づまりは、鼻の粘膜が炎症を起こして腫れることで、空気が通りにくくなることが原因です。
鼻水が多量に出ることによる鼻づまりは、ほとんどありません。
また、鼻水や鼻づまりを解消するために鼻水をすする(吸い込む)行為を頻繁に行っていると、鼻水に含まれている菌が住み着き、鼻の粘膜の炎症が治りきらない状態となり、副鼻腔炎や中耳炎を起こす可能性があります。
また、寝ている時には、口呼吸になるため、口腔内が乾燥し、風邪をひいてしまう恐れもあるのです。「いつものこと」と放っておかずに、鼻水や鼻づまりには、適切な対処が必要です。
ツボ押しのメカニズム
なぜツボを押すと体調が改善されるのでしょうか。東洋医学では、ツボは血液の流れ(=血)や生命のエネルギー(=気)を介して、その先の組織とつながっているという考え方があります。ツボを押すと、その先の組織まで効率よく刺激することができ、症状が改善されていくのです。
鼻水や鼻づまりに効くツボは鼻の周りだけでなく、体のさまざまな場所に存在しています。
また効率よく組織を刺激するためには、ツボ押しは1回だけではなく、毎日習慣化するとより効果的です。リラックスしながら、痛気持ちいいくらいを目安に押すようにしましょう。
鼻づまり・鼻水に効果的なツボ8選
ここからは実践編、鼻づまり・鼻水に効果的なツボを紹介します。ツボの位置とツボの押し方を解説しているので、今すぐ取り入れられるものばかりです。
①迎香(げいこう)
迎香は、鼻水や鼻づまりを解消する代表的なツボの一つ。左右の小鼻のすぐ脇にあるくぼみで、ここを刺激すると鼻づまりが解消されてスッキリします。
押し方は、左右の手の人差し指または中指を添え、小鼻を両脇からはさむようにして10秒ほど押します。これを数回繰り返しましょう。
②上迎香(じょうげいこう)・睛明(せいめい)
同じく鼻に存在するツボ・上迎香と睛明。鼻水や鼻づまりだけでなく、くしゃみなど鼻のあらゆる症状に効くツボなので、特に花粉症シーズンはツボの場所と押し方を覚えておくとよいでしょう。
上迎香は、迎香のやや上で、鼻の付け根の部分に位置しています。睛明は更に上に位置し、鼻の付け根の両わきとなります。
ここも両手の人差し指または中指で5秒ほど押し。これを数回繰り返します。
鼻の骨に当たるので少し痛みを感じるかもしれませんが、ぐっと力を入れて押すようにしてください。
④上星(じょうせい)
上星は顔に存在するツボ。顔の中心線上で、額の生え際(神底の部分)より1cmほど上にあります。顔周辺の血行を促進してくれるので、鼻水や鼻づまり、頭痛などに効果があります。
鼻の症状といっしょに頭痛が出るという方は、ぜひ覚えておきたいツボですね。
指先で10秒ほど押し、手を離すのを数回繰り返します。上星を刺激するとズーンと響く感覚がしますが、痛気持ちいい強さでゆっくり押しましょう。
⑤外鼻(がいび)・内鼻(ないび)・内分泌(ないぶんぴつ)
ツボの名称に「鼻」がついているのもがありますが、これらはどれも耳にあるツボです。耳の穴の手前のふくらみに位置し、外側にあるのが外鼻、耳の穴の内側にあるのが内鼻です。内分泌は耳の穴の下にあります。どれも鼻の症状に効果があるツボで、近い位置にあるのでまとめてツボ押しするとよいでしょう。
外鼻と内鼻は、親指と人差し指ではさむようにして押してください。内分泌は人差し指を使って、両側からぐっと押すとよいでしょう。
③合谷(ごうこく)
合谷は手に存在するツボで、首から上のあらゆる症状に効く万能のツボです。両手の親指と人差し指の延長線が交わるところで、ちょうどV字になっている部分です。鼻水や鼻づまりはもちろんのこと、目のかゆみや頭痛など、顔周りの症状に困ったらまずここを押してみるとよいでしょう。
反対の手の親指と人差し指で合谷をはさみ、揉むようにして押してください。
~まとめ~
鼻の症状がつらいとき、病院に行く時間がないときは、鼻水や鼻づまりに効くツボを押すセルフケアがおすすめです。
私も花粉症シーズンはツボ押しを取り入れていますが、毎日継続していると花粉症の症状が緩和され、頭がすっと軽くなる感覚がします。
簡単に始められるものばかりなので、毎日の習慣にぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?