花粉症?それとも鼻炎?2020年花粉症シーズンはどうなる?

   2020/03/19

花花粉症を抱えている方にとって気になる2020年の花粉の飛散時期や飛散量!
エリアごとの花粉のピーク、飛散量などをご紹介します。
また、鼻水が止まらない、鼻がムズムズするという方向けに花粉症と症状がよく似ているアレルギー性鼻炎との違いについてもご紹介します。

2020年 花粉の飛散時期は?

今シーズンの花粉の飛散時期と飛散量はズバリ以下の通り。

飛散時期:例年よりも早い!
飛散量 :例年よりも少ない!

花粉の飛散する時期は、花粉の種類によっても様々ですが、代表的な花粉は「スギ」「ヒノキ」があげられます。
「スギ」や「ヒノキ」は秋にも少し花粉を出しますが、主にはご存じの通り、春。
この「スギ」や「ヒノキ」の花粉の飛散時期と飛散量はどのように推測しているかご存じですか?

まず、飛散時期について。
寒い冬の季節が和らぎ、温かい時期に入ってくるといよいよ花粉を飛ばし始めます。既にムズムズされている方もいるのではないでしょうか?

全国のスギ花粉のピークは、
九州エリア       :2月下旬~3月上旬
関西・四国・中部エリア:3月上旬
関東エリア                  :3月上旬~4月上旬
北陸エリア                  :3月下旬
東北エリア                  :4月上旬
と言われています。

特に、早いエリアでは、2月10日前後から花粉が飛散し始めるようです。
北海道エリアは、スギよりもシラカバ花粉が原因となる花粉症の方が多く、2月上旬頃からと言われています。
2019年~2020年にかけて全国的に暖かい日が多く、花粉が飛び始める時期は例年よりも早くなっています。

ヒノキの花粉は、スギの花粉の後、追いかけるように飛散されます。今年は、例年に比べて飛散時期はやや長くなりそうですね。

2020年 花粉の飛散量は?

次に、花粉の量について。
スギ花粉は、シーズン前の夏の気候条件、「最高気温」、「日照時間」、「降水量」の影響を大きく受けます。
気温が高く、日照時間が多く、雨が少ないと、スギ花粉の飛散量が増えるのです。

2019年の夏は、8月は厳しい暑さが続きましたが、台風等の影響も有り日照時間が短かったのです。そのため、今シーズンはスギ花粉の飛散量は少ないと予想されています。

「花粉症」と「アレルギー性鼻炎」違いって何?

アレルギー反応によって症状が現れるものを総じて「アレルギー疾患」と言います。
そのため「アレルギー性鼻炎」は、アレルギー疾患に含まれます。

また、この「アレルギー性鼻炎」は大きく2つにわけることが出来ます。
1つは、年間通して症状が出る「通年性アレルギー性鼻炎」
もう一つは、季節によって症状が出る「季節性アレルギー性鼻炎」

「通年性アレルギー性鼻炎」の原因は、ダニやカビ、ハウスダスト
「季節性アレルギー性鼻炎」の原因は主に花粉が原因となります。
つまり、『季節性アレルギー性鼻炎=花粉症』とも言えるのです。

皆さんがイメージする花粉症は、春の季節、つまり、スギやヒノキの花粉によるアレルギー症状と捉える方が多いのではないでしょうか?

実は、夏や秋にも花粉症を発症する人がいます。この原因は、イネ、ブタクサ、ヨモギなどの草の花粉が飛散することが原因なのです。
花粉症を持っている人の中には、一年を通し「アレルギー性鼻炎」に悩まされている人も少なくないのではないでしょうか?

2020年 どうする花粉症対策?

今年は、新型コロナウィルスの影響もあり、今シーズンの花粉症シーズンにおいては、深刻なマスク不足が予想されます。
マスク自体が中国で製造されているものも多く、2月9日以降の工場稼働という中国政府の動きや中国国内のマスク不足をみると1~2カ月程度は国内においてもマスク不足が続くものと思われます。
花粉の吸入を完全に防ぐことは難しいかもしれませんが、花粉症の症状を和らげる方法を一緒に学びましょう。

規則正しい生活を送る

就寝前にスマホを見たり、夜更かしの習慣がある方はいませんか?
睡眠不足は免疫バランスを崩す要因の一つ
寝室内に花粉を持ち込まないようにする、早めの就寝を心がける、休日も規則正しい睡眠をとるなど心掛けてみましょう。
お金がかからず、今日から出来る方法ですよ。

アルコールの飲みすぎに注意

ストレス発散のためにお酒を飲む方も多いのでは?適量であれば良いのですが、連日、または、過量のアルコール摂取は要注意。
アルコールは血管を拡張させる作用があります。そのため、鼻づまりや目の充血が起こりやすくなるのです。

日光を浴びる

日光を浴びることで花粉症対策??と不思議に思われる方もいるのではないでしょうか。
実は、これも非常に重要。その理由は、ビタミンD。ビタミンDは、食事からだけでなく、日光浴により体で作られるのです。
このビタミンDは、免疫システムに非常に重要

日光浴により体内のビタミンDの量を増やし、免疫バランスを整えましょう。
冬の時期であれば、手や顔に1時間程度浴びれるよう心掛けて下さい。

適度な運動を取り入れる

花粉症シーズン、外に出て運動することを控えることも多くなるのでは?
しかし、運動不足も免疫バランスを崩してしまいがちな要因となり得ます。

オススメは、屋内での運動(ジムやプール)を取り入れたり、花粉の飛散が少ない早朝のウォーキングなど。
それでも外出が厳しいという方は、室内でも取りれられるスクワットがおすすめです。

帰宅したら部屋着に着替える習慣作り

家に花粉を持ち込まない!これも非常に重要です。
玄関口で上着を脱ぎ、室内へ入りましょう。
また、上着には目に見えない花粉が付着しています。
上着の花粉を取り除く際は、手などで叩いて払わずに、粘着ローラーなどを用いて優しく、静かに花粉を除去しましょう。
室内のこまめな掃除もお忘れなく!

2020年 新たな治療薬とは!?

今シーズン新たな治療薬「ゾレア」が登場しました。
昨年末に「季節性アレルギー性鼻炎」に効果ありとの承認を取得し、今シーズンの登場となりました。

今までは、気管支喘息や慢性蕁麻疹という症状に用いられてきましたが、既存の治療で効果が不十分な重症の花粉症の方に使えるようになったのです。
今までのお薬は鼻水やくしゃみなどを引き起こす「ヒスタミン」という物質の作用を邪魔することで症状を抑えていました。
「ゾレア」は、「ヒスタミンを出さなくする」ことを目的としたお薬となっています。

抗体医薬品というもので、花粉症に適応される抗体医薬品としては世界でも初めてなんだとか。
今までの花粉症のお薬よりも価格が高く、医療用医薬品であっても、処方されるとなると皆さんの負担も大きくなります。処方される方は、かなり重症の花粉症の方になるので、一般的に処方されるようになるにはまだまだ時間が必要ですね。

2020年は花粉の量こそ少ないものの、飛散時期は例年よりも早くなっています。
今期は全国各地で雪の量も少ないため、北風などが吹けば、山にあるスギ花粉が一気に拡がることも予想されます。

新型コロナウィルスの対策のためマスクが少なくなっている今、マスクの買い占めなどに走るのではなく、節度ある行動を心がけながら、今自分でできる行動から今シーズンの花粉症を乗り切りましょう。

編集部

アレルギー図鑑編集部です。
編集メンバーのほぼ全員がアレルギー保有者。花粉症や、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーによる蕁麻疹や肌荒れなど、様々なアレルギー症状に日々向き合いながら暮らしています。生活スタイルに合わせた無理のないアレルギー解決をモットーに、皆さんのアレルギー解決に役立つ情報を発信していきます。