レクチンフリ―、実践する前にもう一度確認しよう!

 

「レクチン」という物質を摂取しないレクチンフリーの食生活というものがあります。

ここではレクチンの性質、レクチンフリーにする方法、レクチンフリーにする際の注意点などをご紹介していきます。

レクチンってなに?

レクチンは野菜などの植物に含まれている植物性たんぱく質の一種で、植物が捕食者である動物から食べられないように身を守る為、生み出した物質です。

相手を弱らせることで自分達が食べられないようにするという自己防衛システムとして生まれたのが「レクチン」なので、人間をはじめとする動物の体に悪影響があると言われています。

レクチンフリーとは?

レクチンは様々な食べ物に含まれており、肥満や病気など体に良くない影響を及ぼすと言われています。

このことからレクチンを摂取しないようにする「レクチンフリー」の食生活を送る人たちがいます。

そんなレクチンをとらない食事をすることによって、肥満や病気を防ぐというのがレクチンフリーの食生活です。レクチンフリーの食生活を送っているとレクチン由来の病気を防ぎ、腸内環境が改善されることで太りにくい体になれると言われています。

レクチンが多い食材と少ない食材

レクチンが多く含まれている食材と、反対にレクチンが少ない食材をそれぞれご紹介します。

レクチンが多く含まれている食材には、野菜が多くあげられます。

ですが、牛乳や卵も、飼われている乳牛と鶏の餌に小麦やトウモロコシなどのレクチンを含む穀物が使用されているという理由でレクチンが多い食材とされています。

①レクチンが多い食材

玄米、パン、パスタ、蕎麦、シリアル、ジャガイモ、砂糖、豆類、豆腐、トマト、ナス、カボチャ、トウモロコシ、ピーナツ、カシューナッツ、牛乳、卵

②レクチンが少ない食材

アボカド、栗、ココナッツ、オリーブ、ダークチョコレート、海藻類、キノコ類、ブロッコリー、白菜、キャベツ、オクラ、玉ねぎ、サツマイモ、サトイモ、柿、こんにゃくなど

レクチンが及ぼす悪影響

レクチンは様々な病気や肥満の原因になります。

腸を傷つけることで炎症を引き起こすので、消化器系に害があり、これによって吐き気、下痢、便秘などの症状を引き起こす可能性があると言われています。

レクチンに対してとくに体が過敏に反応してしまう人の場合は、消化機能に損傷を与えることで、疲労感・皮膚炎・湿疹・頭痛・睡眠障害・リウマチ・カンジダ症のような様々な症状が出る可能性があります。

レクチンフリーの食生活にする方法

レクチンフリーの食生活にする方法は、上記でご紹介したレクチンを多く含む食品を食べないようにすることです。しかし、レクチンが含まれている食品は沢山あるので、レクチンが含まれている食品を全て避けて、レクチンを一切摂らないという食生活をすることは非常に難しいです。

特にレクチンが多いのは、穀物・豆類・ナス科の野菜ですが、これらはよく食べる食材なので、全てを食べないようにすることは難しく、栄養が偏りやすくなる心配があります。

ですので、レクチンの含有量が特に多い食材を避けて食べていく、という方法がオススメです。

上記でご紹介したレクチンが多い食材と少ない食材の一覧を参考にして、レクチンの量が多い食材を避けながら、レクチンの量が少ない食材を中心にした食事を心がけましょう。

ただ、急なレクチンフリーの食生活は、栄養が偏ってしまう可能性があるので、極端に食生活を変えずに「なるべくレクチンの量が少ない食材を中心に」というスタンスでやってみてください。

レクチンフリーにする際の注意点

レクチンフリーの食生活を試す前に知っておくべき注意点を2つご紹介します。

①栄養が偏る可能性がある

「流行っているから」といって軽い気持ちで極端なレクチンフリーの食生活を始めてしまうと栄養が偏って体調を崩してしまう可能性もあります。

ある学者からは「レクチンを避けることで、摂取できなくなる栄養素があることに目を向けるべきだ」という声もあります。

レクチンフリーの食生活を送ることで、ダイエットに成功した人や健康な体になれた人もいるかもしれません。ですが、レクチンフリーの食生活のような極端な食生活をする場合には正しい知識や医師による健康チェックが大切です。体の不調など、自分の体の反応を良く観察しながら慎重に行う必要があります。

②効果が確実にあるわけではない

「レクチンフリーにすると肥満や病気を防げる」という内容については科学的根拠が薄く、アメリカ発祥の食生活なので、私たちアジア人に合っているかどうかも不明です。

人によってもレクチンから受ける影響の強さは異なっていて、影響の強い食材の種類も異なっています。

まとめ

レクチンフリーの食生活は、体に害があると言われる「レクチン」の摂取を控えることで肥満や病気を防ぐというものです。しかし、栄養が偏る危険もあるので、試してみる際にはその点も考えて慎重に行う必要があります。

極端なレクチンフリーではなく、個々のペースに合わせた「なるべくレクチンの量が少ない食材を中心に」というスタンスで、生活の中に取り入れてみても良いかもしれません。

 

編集部

アレルギー図鑑編集部です。
編集メンバーのほぼ全員がアレルギー保有者。花粉症や、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーによる蕁麻疹や肌荒れなど、様々なアレルギー症状に日々向き合いながら暮らしています。生活スタイルに合わせた無理のないアレルギー解決をモットーに、皆さんのアレルギー解決に役立つ情報を発信していきます。