アトピー性皮膚炎② 原因と保湿の大切さ

   2018/02/14

富山県 扇谷医院で皮膚科の診療を行っている扇谷咲子です。

今回は、前号に続き、アトピー性皮膚炎に関する原因と予防法、そして悪化の原因についてご紹介致します。

1、 アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因は、まだ解明されていない部分もありますが、大きく下記の2つに分けられます。

① 先天的(=遺伝的)な原因
・ バリア機能を保つために必要なセラミド因子の不足
・ フィラグリン遺伝子変異
② 後天的(=環境的)な原因
・アレルギーの原因物質の体内への侵入
(ダニ・ほこり・食べ物・花粉・カビ類や汗など)
・ストレス
・肌を掻き壊す、衣服が擦れるなど肌への物理的な刺激

現代医療では、先天的な原因の根治療法は確立されておらず、基本的には、1.薬物療法(内服薬)、2.外用療法(ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏(免疫抑制剤)とスキンケア、3.悪化因子の検索と対策 をいかに組み合わせ、迅速かつ、確実に鎮静化させるかという治療が主となっています。

2、 予防法

その原因を取り除く、またはその原因との接触を少なくすることが重要です。

例えば「転地療法」といって、毎日シーツ交換があり清掃される病院に入院して、寒暖差がなく、規則的な生活を送るとアトピー性皮膚炎患者の症状が改善することがあり、環境は非常に大切なことがわかります。

また、バリア機能低下及びアレルギーの原因物質(以下、アレルゲン)の侵入を防ぐためにも、肌を清潔にし、保湿することを心がけましょう。
但し、清潔にといってもゴシゴシと肌を強く洗うことは逆効果です。
石鹸は使用して構いませんが、必ずたっぷりの泡のクッションでやさしく手洗いをしてください。ナイロンタオルの使用は厳禁です。

そして、入浴後20分以内に保湿することが大事で、洗いっぱなしで保湿を怠ると、必要な水分が余計に蒸発し、肌の乾燥状態に繋がります。
アトピー性皮膚炎の場合、基本的に医師による診察と治療が重要です。
処方された薬は医師・薬剤師から説明のあった量、期間を守って使用しましょう。

3、 なぜ悪化するのか?

一般的にはバリア機能の低下と乾燥肌が悪化の原因と言われています。
また、環境的な原因であるアレルゲンは、年齢によって異なり、乳幼児では「食物アレルゲン」、それ以降では「ダニ、ハウスダストなどの環境アレルゲン」が関与することが多いです。
そのアレルゲンの特定には、医療機関などで採血をして行う血液検査があります。

しかし、この血液検査だけではアレルゲンが特定できないことも多く、検査上問題ないという結果項目であっても、実際にそれらによってアトピー性皮膚炎が、悪化することもあるのです。

また、悪化因子として自分の汗という人も多いため、空気が乾燥する冬場だけではなく、夏場や季節の変わり目も症状が悪化することがあるので注意が必要です。

アトピー性皮膚炎は、「炎症の悪化と拡大」、「かゆみ」、「肌を掻き壊す」という悪循環のサイクルに陥りやすい疾患です。
イライラや不安など精神的面からもストレスが加わり、症状の悪化にも繋がります。
例えば、治療を行う場合、「軽い症状が続くが悪化しても持続しない」という状態を治療目標とする、というような前向きな気持ちで取り組むような工夫を心がけましょう。

まとめ

先天的な原因と後天的な原因があり、皮膚の表面のバリア機能が低下した乾燥状態のもと、多様な環境的要因が重なり起こる

要因には、アレルゲンの体内への侵入(ダニ・ほこり・食べ物・花粉・カビ類や汗など)、ストレス、遺伝的な要素、というものがある

肌を掻き壊す、衣服が擦れるなど肌への物理的な刺激により症状が悪化することがある

予防法として、原因を取り除く、またはその原因との接触を少なくすることが大切

バリア機能低下及びアレルゲンの侵入を防ぐためにも、肌を清潔にし、保湿することを心がける

乳幼児では「食物アレルゲン」、それ以降では「ダニ、ハウスダストなどの環境アレルゲン」が関与することが多い

治療を行う場合、「軽い症状が続くが悪化しても持続しない」という状態を治療目標とする、というような前向きな気持ちで取り組むことが大切

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扇谷咲子先生

富山県 扇谷医院にて皮膚科をご担当。
1日の診療人数が100人を超える日でも、一人一人の相談をしっかり聞き、笑顔と的確な診察で患者さんから絶大な信頼を得ています。
我々も皮膚科医からの視点によるアレルギー由来の肌症状に対し、的確なアドバイスを頂いています。