そもそも、アレルギーとは?

   2017/11/15

今や身近な現代病の1つとして、日本人の約2人に1人が何らかの症状を抱え、悩まされているアレルギー。

そもそも、アレルギーとは何でしょうか?
その原因やメカニズム、症状や対処方法など。
出来る限りわかりやすく、解説していきます。

アレルギーって一体何?

私たちの体には、生きていくために多くの優秀なシステムが備わっています。

その中で、ウィルスや細菌などの異物を攻撃し、排除するために「免疫」という防御システムがあります。
この「免疫」というシステムは、目に見えないウィルスや細菌が体の中に侵入し、悪さをするのを防ぐため、また、2度目以降の侵入の際に速やかに対応できるようその異物が何かを覚える機能と、その異物に対し「抗体」というものを作り外敵をやっつけようとします。

本来「免疫」とは、体にとって危険なものに反応するのですが、危険ではないものにまで反応する・攻撃することで様々な症状が発生してしまう、これがアレルギーなのです。
簡単に言えば、免疫システムの過剰反応とも言えます。

アレルギーの特徴

アレルギーが発生する場合、体の中で様々な反応が起こり、症状として現れます。

アレルギーで一般的に知られている疾患としては、
・花粉症
・気管支喘息
・アトピー性皮膚炎
・食物アレルギー
などがあります。

これらのアレルギーにかかると、「鼻水、咳、くしゃみ、痰(たん)、痒み、皮膚の腫れ、下痢、嘔吐」などが現れます。
これらは、命にかかわるという面では軽度であり、このような症状で済む場合が多いです。

しかし、特に気をつけたいのは「アナフィラキシー・ショック」です。
血圧低下、意識障害、呼吸困難」などの症状が出ることもあり、命に関わる危険もあるので、注意が必要です。

また、アレルギーは、なかなか改善されにくいというのも特徴の1つです。
体にとって一度敵とみなされた原因物質(例えば、花粉や食べ物など)は、白血球に記憶されるため、次に体に侵入してくると、同じように反応してしまうのです。
本来は体を守るために、異物が来たときに排除するための「免疫」システムが、アレルギーの場合には悪い方向へ働いてしまうのです。

アナフィラキシーとは?

一般的に、アナフィラキシーは以下の症状が、一度に起こることが多いです。
・蕁麻疹
・喉の痒み
・咳
・呼吸が苦しくなる
・喘鳴(呼吸のときに、ヒューヒュー、ゼイゼイと音が出る)
・下痢
・嘔吐
・顔が蝶の形のように赤く腫れる(蝶形紅斑)

また、更に重篤な症状として、
・意識障害
・血圧低下
・呼吸困難
などもあり、これらは特に「アナフィラキシー・ショック」と言われます。

「アナフィラキシー・ショック」はハチに刺されたり、特定の食物を食べたり、特定の薬物を摂取した際などにも起こりえます。

予防と対策

アレルギーに関する予防は、大きく2点あります。

・アレルギーの原因となるものを把握する、または、アレルギーが起こりやすいかを把握する。

・その原因となるものを摂取しない、又は、避ける。

人により、アレルギーの原因となるものが複数の場合もあれば、原因となる物質が、ごく微量であっても反応を示すこともあります。

まとめ

・アレルギーとは、免疫システムの過剰反応である

・アレルギー疾患として、花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどが知られている

・アレルギーの症状として、「鼻水、咳、くしゃみ、痰(たん)、痒み、皮膚の腫れ、下痢、嘔吐」などが現れる

意識障害、血圧低下、呼吸困難など「アナフィラキシー・ショック」と言われる重篤な症状が現れることがあるので、注意が必要

アレルギーの原因となるものを把握する、または、アレルギーが起こりやすいかを把握する

その原因となるものを摂取しない、又は、避ける

ookubo

大久保 功一(おおくぼ こういち)
1980年長野生まれ。薬剤師。
幼少期は野山を駆け回り、病気とは無縁と思っていたが、薬剤師国家試験の1週間前、食物によるアナフィラキシーを発症し生死を彷徨う。
何とか一命をとりとめるも、花粉症や喘息、原因不明の湿疹に今も悩まされお手上げ状態。アレルギーとは仲良く付き合いながらも、1日でも早く絶縁したいと日々奮闘中です。