その体調不良、小麦アレルギーが原因かも!?

パンやピザ、パスタやラーメン、カレー、うどん、クッキーなど、私達の毎日の生活には小麦製品が欠かせません。
美味しく食べているのにもかかわらず、食後に体調不良を感じることはありませんか?
もしかすると、それは小麦アレルギーかもしれません!?
小麦アレルギーの特徴
小麦アレルギーは、小麦製品を過剰摂取することで発症すると言われています。
1日に自分がどのくらいの量の小麦を摂っているか、ご存知でしょうか?
パン、パスタ、うどん、ラーメン、お好み焼き、など小麦を使った料理の代表例のほか、蕎麦のつなぎ、カレーやシチューのルウ、ソース、てんぷらやフライなどの揚げ物、お麩、ハムやソーセージなどの加工肉食品、ビールにも小麦は使用されています。
小麦アレルギーの症状
小麦アレルギーを発症すると、小麦製品を食べたり、麦畑に入って直接小麦を触ったり、粉末となった小麦を吸ったりすることで、「頭痛、咳、腹痛、下痢、蕁麻疹」など症状が出ることがあります。
即時型の小麦アレルギーの場合、食後すぐ~6時間の間に発症し、深刻になるとアナフィラキシーが起こる可能性があり、呼吸困難・低血圧・意識を失う症状が出る場合もありますので、すぐに病院で診察と治療を受けることをオススメします。
遅延型の小麦アレルギーの場合、6時間~48時間程で発症し、これらは、風邪や体調不良と混同され、原因がアレルギーであることに気づきにくいことが多々あります。
上記の様な症状に、慢性的にお悩みの方は、遅延型アレルギーの可能性があるので、一度、内科やアレルギー科での、アレルギー検査(血液検査)をオススメします。
小麦アレルギーの原因
小麦には、「グリアジン」や「グルテニン」というタンパク質が含まれます。
これらを一定以上の量を摂取すると、アレルギーの原因物質(以下、アレルゲン)となり、アレルギー反応を引き起こします。
小麦アレルギーの対策
全ての小麦製品を避けるのは難しいので、無理をしてストレスをためては逆効果です。
まずは代用品を上手に利用し、小麦製品を少しずつ控えることから試してみて下さい。
例えば、小麦粉を米粉やコーンミールに代用、パスタやうどんの製品にもグルテンフリーの物が増えていますし、蕎麦は十割にすれば問題ありません。
小麦は、味噌や醤油の原料としても使われていますが、これら発酵食品は製造の過程でタンパク質の分解が行われ、アレルギーを引き起こす原因にはならないと言われています。
ですが、個々の症状に合わせて、原材料に小麦を含まない商品も販売されていますので、心配であれば、そちらを選ぶと良いでしょう。
石鹸や化粧品には、小麦由来の成分が含まれていることがあります。
その場合、皮膚や粘膜から摂取し、アレルギー反応を引き起こす可能性がありますので、忘れずに原材料をチェックしましょう。
小麦製品を摂取すると体調に変化や不調を感じるという方は、まずはクリニック等でのアレルギー検査を行い、自分にどのようなアレルギーがあるかを知り、アレルゲンに触れる機会を無くすことが大切です。
まとめ
・ 小麦アレルギーは、小麦製品を過剰摂取することで発症する
・ 「頭痛、咳、腹痛、下痢、蕁麻疹」などの症状は、即時型と遅延型があり、即時型の場合、アナフィラキシーショックを起こす可能性がある
・ 小麦アレルギーの原因物質は、「グリアジン」や「グルテニン」というタンパク質である
・ 小麦は、麺類、お菓子、加工食品を含む多くの食品に用いられているため、小麦アレルギーの方は、注意が必要
・ 化粧品にも小麦由来成分が含まれているため、原材料のチェックが必要