紫外線にもアレルギー!その日差しにご用心!!

お散歩に出かけて日光浴をしたり、暑い日にプールや海水浴に行って太陽の光を浴びると気持ちがいいですよね。しかし、日光にあたった後、肌が痒くなったり、赤く腫れたり、湿疹ができたりしたことはありませんか?
もしかすると、それは紫外線アレルギーかもしれません!?
紫外線アレルギーの特徴
紫外線アレルギーは、日光アレルギーや、日光過敏症とも呼ばれ、その名の通り、紫外線にあたることでアレルギー反応を引き起こします。
紫外線アレルギーの症状
一般的には、紫外線が直接肌に当たる箇所にのみ、かぶれや湿疹が出ることがほとんどですが、眼の充血や、頭痛、吐き気などの症状が伴うこともあります。
紫外線アレルギーの原因
紫外線を浴び続け、体で作られた抗体が一定量を超えてしまうと、通常では問題ない量の紫外線でも、アレルギー反応が発症します。
また、服用している薬や使用している化粧品・日焼け止めなどが原因となることもあります。
紫外線アレルギーはある日突然発症し、一度発症すると完治が難しいと言われています。
抗体量は、遺伝や体質によって個人差はありますが、紫外線を浴びるのを防げば発症を遅らせることが可能です。
紫外線アレルギーの対策
「陽射しが強いのは夏」というイメージがありますが、実は、4、5月や9、10月の、春や秋も紫外線が強いことが観測されていますので十分な注意が必要です。
日焼け止めは、紫外線予防に効果的ですが、肌が荒れてしまうこともありますので、敏感肌の方には、紫外線吸収剤が入っていない日焼け止めが、おすすめです。日焼け止めには、①紫外線吸収剤と、②紫外線散乱剤が使用されており、どちらか一方の成分、または両方の成分が含まれます。
① 紫外線吸収剤
紫外線を熱などのエネルギーに変換して放出する成分で、高いUV効果を持っていますが、性質が変化しやすく、こまめな塗り直しが必要です。
② 紫外線散乱剤
紫外線を肌表面で反射・散乱させる成分で、紫外線を吸収せず化学反応を起こさないため肌への負担が少なくすみます。ただし、塗った後に白浮きしやすいなどの欠点もあります。ムラなく塗布する、こまめに塗り直すなど効果的な使用方法を心がけましょう。
日焼け止めの他に、日傘や帽子、サングラス、長袖の服、手袋なども紫外線カットに有効で、繊維自体にUV加工が施されているものであればさらに効果が期待できます。
日傘をさして直射日光を防いでも、アスファルトからの照り返しを忘れてはいけません。
アゴの下にも忘れずに日焼け止めを塗り、日傘の内側の色が淡いものより濃いものを選ぶと紫外線を吸収してくれます。
また、屋内や車内でも、窓から紫外線が入ってきますので、ガラスにUVフィルムを貼る、遮光カーテンをつけるなどの対策をしましょう。
まとめ
・紫外線アレルギーは一度発症すると完治が難しい
・紫外線は、春秋も強いため、注意が必要
・紫外線カットには、日焼け止めの他に、日傘や帽子、サングラス、長袖の服、手袋などが有効